2024年11月23日土曜日

11月23日の読書会

杭州にも冬の気配。昨日から朝はエアコンつけたりして、がんばって早起きしてます。若い留学生らは毎朝8:00開始の授業についていけず、遅刻常習者続出です。老師もその点はすでに悟りの境地なのか、“まぁ、出てくるだけ、まだマシか……”みたいな雰囲気で何も注意しません。せっかく授業料払っているのに、もったいないことです。

授業は95分、時間きっちりに始めて、時間きっちりに終わります。わたしの必修科目は「精読」「閲読」「写作」「口語」、選択科目は「中国古代建築鑑賞」「中国神話と伝説」。どの老師も、毎回、それなりの宿題を出してきます。親切心からなのか難度もじりじり上げてくるので、このところ週末もうかうか遊びに出かけられません。

そんななか、久しぶりに全員参加の読書会です。10月は人数がそろわず中止でした。

【第4の言い伝え】

「狗咬奉天,火烧船厂,风刮卜奎,水淹三姓」(p.101)。そんなことわざほんとにあるのかなと調べたら……ありました。「東北三大伝説」として、「狗咬奉天、火烧船厂、风刮卜奎」が出てきました。現在の中国東北部での歴史的な事件や自然現象を象徴的に表現したものらしいです。奉天は現在の瀋陽、船厂はある特定の船工場っぽい、卜奎は現在の黒竜江省チチハル。問題は4つめ。「水淹三姓」を加えたこの4つめの言い伝えは見つけられなかった。「三姓」は地名で、作者はこの五国城なんだといってます。ローカルすぎるのか、作者の創作なのか、大洪水に見舞われた歴史的事例があったかどうかはちょっとわかりませんでした。しかたない、これはもうハルピンに行ってみるしかないですね!

【黄犬はご褒美リストから「落ちた」のか「漏れた」のか】

「可努尔哈赤得了天下后,封赏时落下了黄犬」(p.101)

落下」の読み方が「luò xià」なのか「là xià」なのかで意見が分かれました。「luò xià」は物理的に何かが落ちる状態を表しています。ヌルハチの封賞が物理的に「落ちた」わけではありません。ここでは、ご褒美リストから黄犬が「漏れた、置き忘れた」という状態を表しているので「là xià」と読むのがいいのではないでしょうか。

【輪っかを描くのが好き】

「你们这些肚子灌了墨水的人,就是画圈圈,咋分你能让谁少胳膊缺腿?」(p.102)。「咋分你能让谁少胳膊缺腿?」の部分を自然な日本語に直すはちょっとやっかいですが、それはひとまず置いといて、「画圈圈」の「」はhǎoではなく hàoだよねという指摘にハッとしました。そうか、「知識人は何かというとすぐ分類したがる」という意味あいでとらえるなら、動詞のhàoでなくちゃだめだと気づきました。


「週末もうかうか遊びに出かけられません」とか初めに書いておきつつ、先週末(9/16~17)はちゃっかり仲間4人と蘇州に行ってきました。杭州東駅から高速鉄道で約2時間、上海を通りすぎて蘇州駅。高鉄はたいへん乗り心地が良かったです。ホテルに荷物預けて1泊2日、観前街→耦園→山塘街→平河路歴史街区→拙政園などを見て歩きました。どこもかしこも人だらけでした。それはそれで楽しかったです。ただ、もっとじっくり気ままに見て回れたらよかったなぁ、ほかにも見たい場所はありましたが、時間の都合でかないませんでした。江南の伝統的な語り芸 評弾を聞きながら、蘇州料理を堪能しました。 街のあちこちで評弾が流れていて、ドラマ《都挺好》の世界にいるようでした。蘇州の蒸し蟹もいまが食べごろだそうで、屋台で味わいました。人でぎっしりの山塘街の夜景も目に収めました。ホテルの部屋も宿舎のそれと違って、わたしには御殿のようでした。

旅でいちばんの思い出は、でっかいベッドでビール片手にドラマの続き《一念关山》を大画面で寝落ちするまで見たことです。それを仲間に伝えて、若干の顰蹙を買いました。やはり、わたしは旅向きではないようです。ただ、韓国・インドネシア・日本の友人といっしょに旅行できて、お互いの理解が深まったのは大収穫でした。費用は、交通費・宿泊費・入場料・食費、もろもろ含めて800元くらい。コスパのいい旅でした。高鉄に乗らなければ、もっと安くあげられたと思います。[祥]

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