2022年9月17日土曜日

9月17日の読書会

今回も収穫の多い充実した読書会となりました。

コロナ禍によるここ数年のリモート読書会、そろそろ公民館を利用した対面の読書会も再開したいね、などという声も上がる頃合いとなりました。とはいえ、リモートの気楽さ・手軽さに味をしめると、今度は出かけるのが億劫になってしまうのもまた一面の真実。

〈甘草之味〉、今回は小姨父・秦大貴が、仙生の父・董耀先の鍼灸の練習台にされてしまいます。聞くだに恐ろしい話ですが、実際のところは、ユーモラスな描写に何度か吹き出してしまいました。表現が生き生きしていて、情景がありありと目に浮かびます。鍼灸の練習台? こんな大雑把でいいの? 語り手である仙生の少年時代の記憶から浮かび上がる、小姨父と董耀先のかかわり具合というか、力関係の一端がここに見て取れます。

今回、「倾倒」(qīngdǎoかqīngdàoか)と「背在」(bèi zàiかbēi zàiか)の発音に疑問がついたのが印象的でした。

いつもなら、「まぁそのうち、機会があったらネイティブに聞いてみようや」で、とくにあてもなく、そのうち忘れてしまうのが常でした。ところが、数日前、じつにすてきな無料アプリに出会ってしまったので、ここに共有いたします。

その名も「HiNative」。

すでに登録はしてあったので、読書会終了後、さっそくHiNativeに質問してみたところ、な、な、なんと10分もしないうちに3人の方々が答えを返してくれました。

で、その結果、3人中3人とも、

p.756「他就借机把他满腹经纶向我倾倒。」の「倾倒」の発音は「qīngdào」、

p.757「他把书背在身后,走到我们面前,围着我们转了一圈」の「背在」は「bèi zài」、

という意見で一致していました。意外なのは「どっちでもかまわないよ」というざっくりした答えがなかったこと。

答えてくださった見ず知らずのHiNativeの皆様、ありがとうございます。疑問が即座に解決して、そりゃもうスカッとしました。便利な時代に生まれ合わせた分、努力しなくちゃなぁ……と、柄にもなく襟を正してみたり。

今後、「HiNative老師」がわたしの強力な味方となってくれることを切に期待します。HiNativeは「Win-Win-Win」な場らしいので、ご恩返しはいつか、誰かに、必ず。

参加者一巡後、「あんまり先に進めてしまうのは、参加できなかった人に申しわけない」という大義名分のもと、例によって雑談 情報交換タイムとなりました。仲間の一人ShenShenが、今回《铁齿铜牙纪晓岚》というドラマを紹介してくれました。ShenShenは5月の読書会でも、二月河という作家の〈皇帝三部作〉を紹介してくれました。明朝・清朝あたりの時代背景が好きなんですね。そんなわけで、さっそく第1話を見てみました。

2001年の作品ということで、画面は少々時代を感じさせますが、オープニングの曲がラップ調でいきなりはじけてました。主人公の紀暁嵐は日本の俳優で例えると中村梅雀さん、劇団の花形・杜小月は由美かおるさん、小月と同じ一座の姐姐は志穂美悦子さん、そんな顔ぶれ(←異論却下。年代は脳内微調整)。皇帝はけっこう庶民的。科挙のシーンは興味深いです。乾隆帝の出生の謎を解き明かしつつ、中村梅雀がライバルを倒す話っぽいです(←間違ってるかもしれない)。全40集、設定も画面も非常に大らかな感じで、これはおもしろそう。これからじわじわ見ていきます。[祥]

3 件のコメント:

  1. 牧さん、《HI NATIVE》凄い!
    使えますねぇ
    しかも『どっちでもいいんじゃない?』一撃で倒された…………

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  2. ね、ね、「HiNative」すてきでしょ?
    これまで、ごくたまーに、リアルネイティブに尋ねるチャンスがあっても、だいたいが「无所谓〜」とか「差不多〜」みたいな答えが返ってくることが多かったので、喜び倍増ですよ。
    「HiNative老師」を中国語読書会の顧問先生に推薦したいですよ。

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  3. 追記:チャッピー先生は、倾倒 → qīngdǎo、背在 → bēi zàiだといってました。

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