前回の轍を踏まぬよう、今回こそはと張り切って、はやばやと会議室で待機していたのに、いつまでたってもひとりぼっち。……まちがった会議室にいるとも知らずに、またしても開始を遅らせました。バイクのリー、室生さん、信じてください、次こそスマートに合流してみせますとも!
〈我认识过一个比我善良的人〉、わけあり娘の洪澄、とうとう見つかってしまいました。やっぱりこっそり家出してきたみたいです。逃げ出した洪澄の帰りを待つ章志童と橘南。そのあいだのやりとりで、章志童は橘南にガールフレンドの正体を明かします。
p.841の真ん中あたり、章志童のセリフの一部に“没有关系”という言葉があり、今回はこれが何に対しての“没有关系”なのか、意見が分かれました。
「問題ない」なのか「関係ない」なのか。
どちらの意見にも説得力があり、翻弄されました。こういうとき、たいていは決着がつかず、楽しいながらもいくばくかのもやもやを抱えて先に進むことが多いです。ただ、疑問にすら感じないでいたわたしにとっては、目が醒める思いです。
読書会のあともつらつら考えて、わたしの妄想はふくらみました。
章志童は、橘南の「彼女があなたを利用したんじゃなくて、あなたが彼女を必要としたのね」という決めつけに、文字通り「関係ない」と否定したかったのかもしれない。
いっぽう橘南は、章志童みずから望んでやっていることについて、当の本人が「問題ない」と考えている、と受け取ったのだしたら? もしそうなら、橘南が「彼女と結婚したいの?」と聞くのはごく自然な流れです。
作者はそういう章志童と橘南の会話の食い違いをも狙っているとしたら……? 見当違いな深読みだとは知りつつ……、これが楽しい。
今回はあまり読み進められませんでしたが,それはそれで、まぁいっかぁ。
一段落でも、半ページでも、2ページでも、そのときの状況に合わせて、読み進めていけるのがいちばん気楽なんですが、それはそれで予習しずらい面がありますね。作品の内容にもよりますし、範囲を決めるのも難しい。どうしたものか、悩ましいですね……。[祥]